食わす相手?なにそれ。
クリスマスケーキの作り方!


さて、というわけでクリスマスでなんか愛がどーやらラブがどーやらなんかもー。
一人身としてはクリスマスなんて死んでしまえというのが偽らざる本音ですが。
でもまあケーキはおいしいので。この時期は製菓材料が近所のスーパーでも色々手に入るのでサクッと作ってみました。





まずは土台となるスポンジケーキを用意します。
手前:スポンジケーキ6号。600円くらい。
真ん中:ローソンのシフォンケーキ。中心がベコッとへこんでいるドーナツとかベーグルの形をしています。これが今回のジオラマの構成の鍵となります。
奥:西友で買った生チョコロールケーキ。
100円のスイスロールで済ませたいところですがここは気合を入れて高いのを用意しましょう。298円。西友は庶民の味方です。
味に変化をつけようと苺のロールケーキのちっちゃいの(左上)も買いましたが、あまり使いませんでした。


・クリーム:ハーシーのチョコクリーム、128円(たしか)


・具:栗の甘露煮(マロンのシロップづけ)。ダイソーで100円


・トッピング:ストーンチョコ、小枝チョコ、きのこの山、プリン味のきのこの山っぽいチョコ。各100円程度。少しづつ使います。


・トッピング:ココアパウダー数百円。粉糖:200〜300円


あと料理サイトを巡って失敗しないように知識をひととおりつけます。yahooグルメのレシピ検索は検索によっていくつか出てくるのでオススメ。
レシピをそのまま使うわけではありませんが、ひととおり必要な材料のリストアップに活用できました。
また、このサイトは結構ユニークな技法がのっており参考になりました。






ただ、これではまだ普通のケーキですね。ここにちょっとワタシ色のアレンジをつけるためにテキストを用意します。























ホビージャパン(模型誌)!特集は模型Q&A100。





ホビージャパン別冊!ミリタリーモデリングマニュアル!!
ミリタリーディオラマ攻略法。





モデルグラフィックス(模型誌)!!!
ダイオラマが分からない!! ダイオラマ講座!









ええ。すべて模型誌ですが。何か問題でも?





というわけで今回はプラモ大好き愛藤遊彩がプラモテクをフル活用して作ったジオラマケーキの作り方をご紹介します。




結論から言えば基本的に料理と模型の中間をさまよっている不思議なものができましたよ。








あ、ディオラマとかダイオラマっていわれても分からない人も多いですね。
模型用語なんですが日本語に訳すると情景模型。
戦車模型とかで戦車だけじゃなくて地面も作って、兵士とかを配置したものを見たことありませんか?ああいうのです。
参考:ジオラマ工房〜造形師・小池徹弥氏のジオラマ作品集
外来語なので読み方がいくつかありますが、個人的にはジオラマと呼んでいます。








ジオラマベース(ケーキ皿ともいいます)にストラクチャー(地形)となるシフォンケーキとロールケーキを配置。
ロールケーキははみ出た部分をカットしてベースの形に合わせます。
ジオラマで四角形のベースに対しまっすぐに配置すると不自然に、というかちゃちく見えてしまうので、線路や戦車などは斜めに置くのが基本です。これ
はジオラマ講座で戦車模型の上手い土井さんが言ってました。
で、隙間に合わせてホールケーキをカットして配置します。
地面には隙間なくみっちりとつめこみたいところですが、あんまり細かく切ると食べ物で遊んでる感が出てしまい食欲がうせてしまいます(今更?)
そこでケーキとして食べやすい三角形を基準にほどほどな大きさに。ケーキにはそれぞれ包丁を入れて、食べるときに切らずに食べられるようにしてお
きます(ロールケーキは動かしたりするので後で)。
左の余ったジャンクパーツはおやつとして食べます。責任を持ってスタッフがおいしく頂きました。



ロールケーキをどかして、上半分をどかしサンドするクリーム層を塗り、具を乗せます。
最初は生クリームにココアパウダーを混ぜて作るつもりでしたがハーシーズのチョコクリームがあったのでそっちで。
ハンドミキサーでがーっとやればあっという間にホイップができますが、逆にやりすぎてボソボソにならないように注意です。
具はマロンのシロップづけ。邪魔にならないようにある程度細かくカットしましたがちょっと存在感が足りませんでした。
ころっとしたかたまりではなく薄切りにしてもっと敷き詰めるようにした方がいいと思います。
マロンの味自体はチョコ系とよく合ってよかったですね。ダイソーで100円で買えたのもよかったです(予算的に)。



具の上にクリームを塗り、上部分を乗せて全体的にクリームを塗ります。ロールケーキもクリームを塗って設置。ロールケーキはここでカット。
上に切った枝のこぶとしてさっきの苺ロールケーキも乗せておきます。これでロールケーキが何になるのか予想ついた人も多いと思いますが倒木の形の
ケーキ、ブッシュ・ド・ノエルにします。



ブッシュ・ド・ノエルにフォークで筋を入れて木っぽくして、ココアパウダーをふりかけて地面っぽくします。
ストーンチョコ、小枝チョコ、きのこの山、プリン味のきのこの山っぽいチョコを配置。各種少しずつ使用。。
正直チョコクリームだけの状態だと全然地面っぽくないので不安でしたが、ココアパウダーをふりかけると一気に地面っぽくなりました。
ただ、その上から小物を配置したのは失敗でした。ココアパウダーがクリームの上に乗ってるのでクリームに接着できず、特にきのこの山が不安定に。
パウダーをふりかけるとき、指でつまんでだとどうしても一箇所に集中してしまいまだらになってしまいます。
そこで目の荒い茶こしのような物を通してぱらぱらと振り掛ければ均一に。これはホビージャパンで覚えました。



で、同じように粉糖をふりかけて雪を表現します。ジオラマの場合は重曹や石灰の粉を使いますがさすがに問題があるのでアレンジ。
ここがヨメの飯がまずいにでてくるデンジャラス奥様と違うところですね。
レシピのアレンジもセンスよく!料理はアイディア一発!(そもそも普通はジオラマ特集を基準にして料理を作りません)


中央に穴が開いているシフォンケーキはクレーターなので雪をあまり乗せません。


え?クレーターに何か問題でも?




え?クレーターの中心になんか赤っぽいのが見えるって?はははやだなあ。

サンタですよ。何か問題でも?















というわけで雪を配置したあとにクレーターの中にサンタを配置して完成しました。
タイトルはブラックホーク・ダウンです。

ストーリー
クリスマスの夜、サンタクロースはソリに乗っていつものミッションに出撃。年に一度の大仕事とはいえ、彼はこのミッションのベテラン。第二次世界大戦よりもはるか昔からのプロフェッショナルだ。不安要素は存在しないはずだった。
午前零時に出発。一人で世界中の子供達にプレゼントを配るためには最低でもマッハ35のスピードを出さなければいけない。
しかし低空でそのようなスピードを出せば衝撃波で地表がひっくり返ってしまう。サンタクロースは出身国であるフィンランドからフランスに向かう進路をとり、人家がない地域に出たあと上昇しつつ加速を取ろうとしていた。
眼下は森林地帯。突然耳元でマッチを擦られたような音がする。音のした方を見ると森の方に小さなボタンのようなものが見える。ボタンの回りには綿のような煙がついていて、ボタンがぐんぐんと大きくなる。対空ミサイルだと気付くのと同時にサンタは左の手綱にスナップをかけ、左のトナカイにのみムチを入れる。左トナカイは加速。右トナカイには腕を上げながら手綱を引き、上昇を指示。
ソリは右トナカイの上昇により左にロール(回転)しながら、左右トナカイの出力差によって右を向き、機体の向きから見て上昇。三つの動きにより左上に回避コース。―――電子音。こちらへ向かう熱源感知の警報音。サンタクロースは自分の怠慢を呪った。用心のためにつけたものの今まで使う機会がなかったためレーザー感知もできない旧式のままにしていたのだ。
「くそっ!…おっ!!」
突然手綱を緩め、両トナカイの出力をゼロに。ソリの左右にエアブレーキを展開。速度が一気に落ち、ランダムな動きで左右に揺れながら下に落ちていく。木の葉落としだ。ソリは木製であるためレーダーには映りづらく、エンジンであるトナカイも生き物であるため動きを止めれば熱源としては探知できない。ランダムに動いたあと急停止してヒラヒラと舞い落ちるこの動きで避けられる自信はあった。
しかし現在飛んできているのはドイツ・フランスの共同開発した有線式端末誘導ミサイル、POLYPHEM(ポリフェム)だった。
本来対艦用として開発されたポリフェムのミサイル弾体には慣性航法装置と赤外線カメラが装備されている。
さらに発射後も発射機と光ファイバーで繋がっていて、発射台からカメラの映像に合わせて狙いをコントロールすることが可能だ。ミサイルはソリの回避運動に合わせて動きを修正し、迫ってくる。
避けられないことを悟ったサンタはソリをロール。ミサイルはソリの底面に刺さり、爆発する。
空中に投げ出されたサンタ。トナカイの方に向かって吹き飛んでいく。反射的にトナカイの首をつかみ、姿勢を立て直そうとする。しかしトナカイは動かない。気絶しているのか死んでいるのか、この状況では分からない。眼下の森がぐんぐんと迫ってくる。大きな杉やもみの木など針葉樹林の一本一本が、葉の一枚一枚まで細かく判別できるような気がした。死の危険に対し脳内麻薬が急速に分泌され、意識が引き伸ばされる。引き伸ばされた意識はこの状況から逃避して、昔見た映画のことを頭の隅で思い出し始めた。
アフリカ、ソマリアで米軍の偵察ヘリコプターが撃墜され敵地の真ん中に墜落する話。あの映画ではこのシーンでなんと言っていたか―――
思い出す前に杉、いや、もみの木のてっぺんに肩からぶつかる。反動でトナカイと頭がぶつかり星が見えた。回転しながら横に張り出した枝に次々とぶつかり、落ちていく。枝には雪が積もっていたため、雪の積もった枝にぶつかる→折れるということを繰り返したのが結果的には落下のショックを分散してやわらかく受け止めることとなった。
密集した枝の部分を抜け、両者は地面に激突する。地面にはクレーターができ、その部分だけが真っ白な雪の色から露出した。
サンタクロースは頭から地面につっこんだ状態で映画の台詞を思い出していた。そこで叫んでいたのは映画のタイトルだった。
「ブラックホーク・ダウン!ブラックホーク・ダウン…だったか」
今、この雪の森林地帯からサンタクロースとトナカイのサバイバル脱出劇が始まる………

これ全部読んだ人は暇人認定証あげます。
いや、ミリタリー全般好きなんですよ。本物のマニアの人から見たらチャチいかもしれませんが、料理につけるサイドストーリーなんでこんなもんで。
(普通料理にまつわるストーリーってこういうのじゃないと思います。思い出の味とか工夫とか貴重な食材とか○年物のワインとかだと思います)







各角度からのショット

雪のパウダーが積もるとお菓子がすごくそれっぽくなりますね。小枝とかいい感じ。










ちょうど翌日に友人宅に集まって宴会をする予定だったので、そこに提供しました。
友人A「なんだこのツッコミ待ちのケーキ!お前バカだろ」
友人B「オイシイって芸人的なオイシさを追求してどーするのさ」
友人C「ぶはははははあははははあは(爆笑)





君たち最高のほめ言葉をありがとう。


味はちゃんと好評だったのでよかったです。上のトッピングを先に食べてからケーキを食べるというあまり品のよくない食べ方でしたが。




おまけ
余った材料が出たので(初めてのケーキ作りで勝手が分からず色々買い込んだので)、もう一個普通のケーキを作りました。
ちゃんと普通のも作れますよ。
生クリームに砂糖の替わりにグリーンティー(要するにお茶味の粉末ミルメークみたいなもんです)を混ぜてお茶味のクリームを作成。
中にサンドしたのはマンゴーの缶詰。上には余ったマロンのシロップ付けをちょんちょんと置いて粉糖を振り掛けて完成。
こちらは家族に提供。すっきりした上品な味で好評でした。
ちなみに製作時間はジオラマが2時間ちょい、お茶ケーキが30分ちょいってもんです。ケーキを焼いたりしなければかなり簡単なんですね。
サクッと作っても知らない人からは料理上手に見えて尊敬されます(笑)



調子こいて来年は風の谷のナウシカの王蟲型ケーキなんか面白いんじゃないかとちょっと妄想したり。(できるかどうかはまったくわかりません)



 
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