カブトボーグレビュー第7話 後半のレビュー



さて後半。

衝撃の現場を発見したリュウセイはかなり堂々と覗き続けます。
さらに覗きを続けるリュウセイ。
主人公なのにためらいません。
小さい弟妹のためにパスタを作る板里網子。
とてもさっきまで「ボンゴ〜レ!」とか言ってた
人とは思えませんね。
「いただきまーす」
覗きがいることに気づかずに食事を始めます。



しかしこのパスタ、具が入ってません。
それどころかなにやら油をペッペッとかけただけなので味もついてません。

当然食べられたものじゃありません。無理して飲み込む幼い兄弟。




「……美味しいわけないわよね。オリーブオイルを入れただけの素パスタなんて…」




「そんなことないよ!お姉ちゃんの作る素パスタ
 は世界で一番だよ!」
「あたちおねえちゃんの作ってくれるスパゲティー
かけスパゲティーって呼んでるの!」








…………ここは泣くところなんでしょうか?
とりあえずオリーブオイルなんて高いものをやめて食用油にすれば、ケチャップとか具が余裕で買えますよ。





寝たきりのおじいちゃん、おばあちゃんにも
素パスタを用意する板里網子。けなげです。
それを見ていて衝撃を受けるリュウセイ。
まだ覗いていたんですね。






さらに覗き続けるリュウセイ。
ちょっとは他人のプライバシーを覗くことに躊躇しろ
「お父さんお母さん、素パスタができたわよ」 さらに両親も病床にふせっているようです。
だんだん素で泣けてきました





ここでリュウセイはとある事実に気づきます。

「そうか、この鉛筆のにおいは…」

「板里網子の作る、素パスタのオリーブ
オイルのにおいだったんだ――――!!」

においで気づくなんてなかなかユニークといえる伏線ですが、正直それよりも
オリーブオイルの匂いが染み付くほど素パスタを作ってるという設定が貧乏くさすぎて泣けます。



















「いつもいつも素パスタばかりでごめんなさい。
今度のバトルに勝って、必ず回転寿司の食べ
放題、させてあげるから」
なんちゅういい子でしょうか。
「もっと、もっともっと食べていいのよ!」
板里網子の目的は商品のお寿司食べ放題で
家族をお腹いっぱいにしてあげること。
主人公とは重みが違いますね。
そもそも船で生活する人なんてこち亀の両さんの
思い出話以来ですよ。かなり昭和初期の。
日本が全体的に貧乏だったころの。
このアニメ現在放映中なのに…







そして翌日、開店寿司店釜山港の開店記念カブトボーグバトル開催。

回転寿司屋の開店イベントなのにあきらかに
異常な量の観客。

「チャージ3回!フリーエントリー!
 ノーオプションバトル!」
「チャージ3回…フリーエントリー…
 ノーオプションバトル…」
「リュウセイ君の様子、おかしくない?」
「勝利への気迫が感じられないぜ…」






家族の期待を背負ってテンションの高いベネチアンに対して、リュウセイはあきらかにテンションが低いです。こんなことで勝てるんでしょうか。
あ、今のバトル用語を説明しておきますね。別に知らなくても何の問題もありませんが。

チャージ3回:
カブトボーグで戦うときは、最初に自分のカブトボーグを台にこすりつけて車輪に反動をつけます。
チャージ3回だと3回こすりつけるってことですね。
フリーエントリー:
まあ好きな型でにリングに投入するとかそういう意味だと思います。
フリーじゃないエントリーもときどきありますが、差がよく分からないので気にしなくていいです。
ノーオプションバトル: これも気にしなくていいです。マシンの性能をアップさせるオプションパーツはなしでやろうということです。









とにかくバトルが開始しました!
「戦いの火蓋がここに切って落とされました!」
赤い方が主人公の機体、トムキャットレッドビートルです。
ベネチアンの機体名は(おそらく)サンタルチア・ポマドーロ・ルネッサンスです。
「トムキャットが早くもピンチです!
トムキャットレッドビートルにいつもの精彩が
ありません!!」
「天の川リュウセイ…見損なわせていただきます!」

「…………」





あ、バトルは基本押し相撲です。
基本的に細かいテクニックはありません










それはそうと昨日のバラ色の珍生がこたえたようで、リュウセイ君は元気が全くありません。
まああんな場面見せられても平気なのは本物の外道だけですよね。

ふがいないリュウセイに仲間もあせって声をかけます。


「何があったんだよ!」
「今日のリュウセイ君変だよ…
 朝から一言も喋らないし…」
仲間と目を合わせられないリュウセイ。














「わかった。僕たちに回転寿司を
 食べさせたくないんだね
「なんだって!俺たちの友情ってそんなもの
 だったのかよ!」
…やっぱりそうなんだ…








寿司が食えなくなりそうなだけで友情が壊れるあたり、リュウセイにはもう少しマシな友人を選べ、としか言えません。












ベネチアンの事情に戦う気になれないのか、友人の酷さに嫌になったのかはわかりませんが、
無気力なリュウセイにカブトボーグショップの店長、ロイドさんが声をかけます。

「リュウセイ君。
 ナーニがアッタか知リマセンが、悔イダケは
 残サナイヨウばとるシナケレバイケマセン」
「ソレが真のボーガーデス」

「真のボーガー…」








ロイドさんがいいセリフを言ったおかげでリュウセイの目も覚めます。
さすがに大人の発言です。
ロイドさんも人としてどうかという発言はしょっちゅうですが、大人なのでこういうときにはちゃんとシメてくれます。
まあ前の二人に比べればなんだっていいセリフに聞こえますが。










「天野川リュウセイ、遠慮なく勝たせていただきます!」
「その前にひとつだけ聞かせてくれないか。お前、本当にイタリア貴族の末裔なのか?」
とどめに移行しようとするベネチアンにリュウセイは問いかけます。できればここで一気に潰したほうがいいよと言いたくなりますが。
「ウチの先祖は、ベネチアの貴族でした…」
過去話が始まります。
「コロンブスがアメリカを発見した20年後、
先祖はゴンドラに載って、アメリカに移住する
ことを決意しました」
「しかし…運悪く嵐にあって…」

日本へ流されてしまったのです。
 以来…日本で生活しています















………とりあえずどんな航路で日本に至ったか心底気になりますね。
こういった極端に豪快な設定さらっとスルーするのがカブトボーグのたしなみというか
いちいち突っ込んでたらきりがないんですが、ちょっと地図にまとめてみました。

航路@ アメリカに向かう途中で進路が北東にずれる。北極海を通ってベーリング海を越えて日本に到達する。
航路A アメリカに向かう途中で進路が北西にずれる。カナダを越えてアラスカ諸島をジグザグによけてベーリング海経由で日本に到達する。
航路B アメリカに向かう途中で進路が東南にずれる。喜望峰を回って東南アジアやオーストラリアのあたりを上手くよけて日本に到達する。
航路C
アメリカに向かう途中で進路が西南にずれる。南米最南端を通って太平洋を越えて日本に到達する。
※南北アメリカ間の運河はまだ完成してないでしょうし、さすがに運河を通るときに気づくと思うので除外。
 日本に向かう航路としてはパナマ運河を通って紅海を抜けた後、インド回りのルートが一番近いですが、
明らかにアメリカに向かうのなら通らないだろうということで除外してます。そもそもパナマ運河もできてないだろうし。通るときに気づくし。





うん、どの航路だとしても教科書に付け加えたい歴史的事件のレベルですね。

とりあえずそのイタリア貴族のご先祖様、もう少しさかのぼったら誇り高きヴァイキングの血が見つかると思います。







「たしかにウチは貧乏…でも…」 「ベネチアン…苦労してるんだな…」 「そんな目で私を見ないで!私を侮辱しています」



同情するリュウセイに対し、哀れみは侮辱だと怒り出すベネチアン。ボロは着てても心は錦というやつでしょう。
イタリア貴族の誇りはサイヤ人の王子バリに今も残っているのです。
自分の貧乏生活を全て覗かれてたと知ったら激怒すること間違いなしですね。












「ベネチアン…君に日本の偉い人の言葉を送ろう」
「同情なき同情は同情とは呼ばず…
 同情する同情を…同情と呼ぶ!」
「どなたのお言葉ですか?」











「柳川どじょう!」
ガーン!









イタリア貴族にどじょうの言葉を送るなんて…」
「イタリア貴族への屈辱でーす!」
「おとなしく負けてやろうと思ったけど…
 その顔見ちゃあ負けるわけにはいかないっ!」



激怒するベネチアン。よく分からない理屈で怒らせた上逆ギレをするリュウセイ。
このあたりは何度見ても意味がわからないので説明もつけようがないんですが…とにかく吹っ切れてお互い全力でぶつかるようです。

あ、さっきまで延々と話してる間、カブトボーグはリング上で絶妙のバランスで押し合っていたようですね。
この辺りはまあ様式美ということでツッコんでも無粋でしょう。











「決めましょう…
 サンタルチア・ポマドーレ・ルネッサンス!
 ベネチアン・パスタ・クラーッシュ!」
ギュアアアアア!

「なにくそー!
 いけー!トムキャットレッドビートル!」
「ピクルス・バージニア・シャイーン!」




必殺技のときは不思議なスタンドがうしろに発生しますが、バトルは基本的に押し相撲です










激突する二人のカブトボーグ!
力対力!
バトルは基本的に押し相撲です。
リュウセイのトムキャットレッドビートルの必殺技
パワーがベネチアンのカブトボーグ(サンタルチ
ア・ポマドーロ・ルネッサンス)を押し返します!
必殺技パワーがなんなのかは説明できません!
ついに吹き飛ぶベネチアンのカブトボーグ











押し相撲によってバトルの決着がつきました。リュウセイの勝利です。

家族にお寿司を食べさせてあげられなかった…
落ち込むベネチアン。
「アラビアータ!」
しかしそんな重い事情を微塵も感じさせない
明るい振る舞いで、よく分からない挨拶を残して
去っていくベネチアン。


お店の楽しいイベントなのに、マジ泣きしたら迷惑になる。

それに何より貴族の誇りが許さない。

だから明るく振舞える。

コートの中では平気なの(違う)。

でも…本当は家族にお寿司を食べさせてあげたかった…




きっとマスクの裏では泣いてるんでしょう。
きっと控え室に向かう廊下の途中で耐え切れずに涙をこぼしてしまうに違いありません

うう、なんていい子なんだ…










「回転寿ー司食べ放ー題!食べ放ー題!」
「やったね!リュウセイ君!」
さっきまでの確執を忘れ、手のひらを返したように
勝利を喜ぶ友人たち。
ムカつきますか?
僕はムカつきます。














































そして一週間後…







「ううめえええ〜〜〜アグングムグムグ」 「ンッンッ…ングング…モグモグモグ」


そこには元気にお寿司をほおばる勝次とケンの姿が!


「もう二度とリュウセイとの友情は壊さないよ」…って











お前らは何をやってるんだ――――――!!!

え!? 券は!? この話の流れであげないの?



























そして板里網子とその家族はそのころ…
「もう少しで勝てるところだったんだけど…」
家族と話す板里網子。
それを覗くリュウセイ。
「あのオーナー焼き肉店も経営してるから。
 今度は焼肉食べ放題のバトルを主催してもらうわ」
板里網子はめげません。






「でも、お姉ちゃんの作ってくれる
素パスタのほうが…ね!」
「うん!」
「いちばんだ!」

貧乏に負けずに明るく素パスタ食ってました。








ぶわっ

ううっ、あうっあうっ!うお―――ん!!!

なんてけなげな家族なんでしょうか!おいちゃんはもう目から汁が止まりません!
いい子達だよー!けなげだよー!
















そしてリュウセイは

そうだ、それでいいんだ。とばかりにうなずく
リュウセイ。覗きながら。
「板里網子…いや、ベネチアン!」
「焼肉食べ放題のバトル…
 いつでも受けて立つ!!!」
キラーン






キラーンじゃねえよ馬鹿!お前次回も食わせない気か!


この鬼畜!お前本物の外道だよ!








と、最後までツッコんだところで終わりです。
どうでしょうかこの酷い話
これがカブトボーグです。僕は大好きです










他のエピソードもニコニコやyoutubeで見られるので、興味がある方は是非チェックしてみてください。
高画質を求める方にはセルDVDも出ています。
さらにDVDレンタルも始まっているらしいですね。探してるのですがなかなか見つからないのです…
これは買うしかないのかな…






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